美しい海と共に
文化を育んできた街
三重県鳥羽市
文化を育んできた街
三重県鳥羽市
美しい海と豊富な海産物を誇る地域。市の全域が伊勢志摩国立公園に位置しており、温暖な気候に恵まれ、豊かな自然景観が特徴的です。
この地域は、御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した地であり、また女性が素潜りで海に入り海の幸を獲る「海女」の歴史と文化が色濃く息づいています。
海女漁は約2000年前から続く希少な漁法で、全国の約半数の海女が活躍する鳥羽は日本一の「海女に出逢えるまち」と言われています。また、海女が信仰を集める神社や仏閣も数多くあり、海との密接な関係性に奥深い歴史を感じられます。
養殖真珠発祥の地で海女漁を間近で観賞できる
「ミキモト真珠島」
世界で初めて養殖真珠が誕生した地、そんな価値ある場所で実際に海女漁を目の前で観賞できる体験です。昔ながらの白い磯着で海女が素潜りで漁をする姿は、他ではなかなか見ることができません。
また、島内には真珠の起源を知ることのできる真珠博物館や真珠の養殖を成功させた御木本幸吉の生涯を紹介する御木本幸吉記念館、真珠の販売ショップパールプラザなどがあります。
この地域が誇る真珠と海女について、存分に感じることができるでしょう。
海女文化を知る特別なひとときを過ごす
「海女小屋 はちまんかまど」
ここでは、実際に海女さんが獲ってきた伊勢志摩の幸を味わいながら、海女さんと実際に交流することができます。
海女小屋とは、海女漁の後に海女さんが冷えた体を囲炉裏で囲んで温めたり休憩する場所で、そこで直接海女さんの話を聞きながら、焼き立ての新鮮な魚介類を堪能できる体験です。食事後は、海女さんの磯着を着て記念撮影ができたり、海女さんと一緒に地元の「相差音頭」を踊ったり海女文化に浸ることができます。
三重・鳥羽が誇る食と海女文化の体験という特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
2000年の歴史ある日本人の心のふるさと「伊勢神宮」
鳥羽の隣の伊勢市には、「お伊勢さん」として親しまれる伊勢神宮があります。
日本人の総氏神「天照大御神」を祀る、全国約8万社の中心で、世界中から多くの参拝者が訪れる聖地です。日本の最高位の神社で2000年の歴史をもち、「一生に一度はお伊勢まいり」と言われるように、日本人の心のふるさととも称されています。
お参りの順番は、外宮を参拝してから内宮へ参拝するのが古来からの習わしです。玉砂利が敷き詰められた参道、大木が立ち並ぶ緑深い境内に太陽の光が差し込む景色は、まさに神域に訪れたという感覚になることでしょう。
美しい海岸線が広がるアートのような絶景を目の前で望む
「横山展望台」
リアス式海岸で有名な英虞湾の絶景を一望できる、志摩市にある展望台。
伊勢志摩国立公園内にあり、大小60以上もの島々が美しい海岸線をつくり出すその絶景はまさにアートとも言えます。
特別な地形が生み出すそんなアートを目の前に、贅沢なひとときを過ごせるのが何よりも魅力的。旅行ウェブサイトやガイドブック、SNSでも数多く取り上げられ、たくさんの人がその景色を写真に、そして記憶に収めようと訪れます。
季節や時間帯によっても移りゆく、壮大な景色に心癒されに訪れてみてください。
今回は、三重県南東部にある伊勢志摩・鳥羽エリアについてご紹介しました。
美しい海と共に育んできた歴史や自然景観、神聖なスポット、まさに日本が誇る価値ある体験をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
エリア概要
エリア概要
【大阪〜三重・鳥羽市へのアクセス】
(近鉄特急にて)
- ・大阪難波駅〜鳥羽駅
(所要時間:約2時間)