自然が作り出す
神秘的景観と
アイヌ文化を知る
北海道・阿寒
神秘的景観と
アイヌ文化を知る
北海道・阿寒
北海道の東側(道東エリア)に位置する阿寒湖周辺は、稀有な自然やその自然を守る森のかたちが魅力的なエリアです。阿寒・屈斜路・摩周の3つのカルデラ湖を中心とした阿寒摩周国立公園があり、登山をはじめ、湖上遊覧、温泉地巡りなどを楽しめます。
阿寒湖畔は針葉樹や広葉樹が織りなす森が広がり、キツネやエゾシカ、エゾリスなどの野生動物が暮らす特徴的な生態系を持つネイチャースポットです。
阿寒を旅するとき、食や温泉、大自然の中で貴重な動植物の観察を楽しんでいただけることはもちろん、実際にその地に暮らす人々の文化や生活にふれることができる「体験型ツーリズム」も魅力的です。
阿寒の大自然を360度見渡せる「阿寒湖遊覧船」
阿寒摩周国立公園内にある阿寒湖を1周することができる観光船クルーズでは、季節によって移り変わる阿寒の景色を湖から満喫することができます(冬季期間を除く)。
途中でマリモ展示観察センターのあるチュウルイ島に立ち寄り、特別天然記念物のマリモを観察する時間も含まれている貴重な体験です。施設内には阿寒湖の湖底を再現した大水槽があり、大小様々な天然のマリモを間近で観察することができます。
ゆったりと進む遊覧船で風を受けながら、阿寒の大自然をのんびり味わってみてはいかがでしょうか。
タンチョウの生態を学ぶ「阿寒国際ツルセンター【グルス】」
特別天然記念物であるタンチョウを、通年で観察できる施設です。屋外では自然に近い状態で飼育されており、隣接する「分館タンチョウ観察センター」では11月から3月にかけて野生のタンチョウに人口給餌が行われ、多い時で約300羽ほど見ることができます。
この施設はタンチョウの研究や情報発信、保護を目的とした施設でもあり、様々な展示や映像などからタンチョウの生態や生活を学べる、日本で唯一の場所です。
雪の降る冬は、特にタンチョウのもつ黒・赤・白色の美しいコントラストが引き立つのでおすすめです。
アイヌの伝統文化にふれる「阿寒湖アイヌコタン」
阿寒湖アイヌコタンは阿寒湖温泉の中にあり、約120人のアイヌ民族が暮らし、その文化を伝承しているコタン(集落)です。
ここで暮らす人々は、元々は木の皿やコップ、箸といった生活に必要な身の回りのものを作っていました。今は刺繍や織物、木彫りといったアイヌ文化の流れをくんだみやげ物を作り、自らが販売しています。また、北海道唯一の国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統的な「アイヌ古式舞踊」も鑑賞でき、アイヌ文化の精神性を感じられる施設として多くの人々が訪れています。
アイヌの物語に没入できる新感覚アクティビティ
「KAMUY LUMINA」
阿寒摩周国立公園で行われる体験型ナイトウォーク「KAMUY LUMINA」では、阿寒に伝わるアイヌの昔話を中心としたストーリーで、自分自身が冒険者となり、それぞれのセッションでアイヌの言い伝えや教えを学びながら、アイヌの昔話の世界に没入することができます。
最新のデジタル技術を駆使した幻想的な光や音、演出、映像も楽しみながら、アイヌ文化の世界観と阿寒湖周辺の美しさを存分に味わうことができるでしょう。
雄大な阿寒の自然の中を歩きながら、幻想的な世界で特別なひとときを体感してみてください。
今回は、北海道東部にある阿寒湖周辺について紹介しました。
食や温泉が有名ですが、アイヌ文化に浸ったり、特別天然記念物を間近で観察するなど、海・山・湖の魅力が詰まったここでしか知りえない体験もたくさんあります。
様々な角度からこの阿寒という場所を楽しんでください。
エリア概要
エリア概要
【大阪〜北海道・阿寒町へのアクセス】
(飛行機・バスにて)
- ・飛行機:関西国際空港〜たんちょう釧路空港
(所要時間:約2時間) - ・バス:たんちょう釧路空港〜阿寒湖周辺
(所要時間:約1時間)